OMIYA BONSAI

盆栽の聖地「大宮盆栽」に集まる
6つの盆栽園

松柏類、雑木類、草物と、盆栽に使用する植物は多種多様。
そして、それを手がける盆栽師の技と美意識によって、一鉢ごとに異なる盆栽に創り上げられます。
大宮盆栽村には六つの盆栽園があり、各園主こだわりの様々な盆栽がご覧いただけます。


半懸崖
W1200×H700×D900㎜
120年

九霞園 Kyuka-en

園主 村田 勇

江戸時代の浮世絵などを見ますと、この時代にこのような植物があったのかと驚かされることがあります。
当時の人たちが様々な種類の植物を愛でていたように、当園では得意の添え草をはじめ、
外来植物や園芸植物など300種を越える盆栽を培養しています。
それらの盆栽をより自然に見えるよう、鋏の入れ方にもこだわって手入れしています。

真柏
斜幹
W800㎜×H720㎜×D800㎜
500年

清香園 Seikou-en

園主 山田 登美男

嘉永年間(1848~54)に江戸で創業し、1943年に大宮盆栽村に園を構えました。
江戸前の技を大切に、季節感や風流、味わいのある洗練された美を追究しています。
当園オリジナルの彩花盆栽は、古瓦に草木が自然に芽吹いた様子に心惹かれ、考案したものです。
伝統の松柏盆栽とあわせ、末永く後世に伝えて行きたいと思っています。

五葉松
双幹
W800㎜×H700㎜×D900㎜
120年

藤樹園 Toju-en

園主 浜野 博美

盆栽を育てることを楽しんでいただけるよう、
当園では一般の方を対象にした盆栽教室を1966年から開催しています。
身近に盆栽を置いていただけるよう、人気の五葉松や小品盆栽を数多く手がけているのもそのためです。
ぜひ、ペットを育てるような気持ちで盆栽の声を聞きながら、代々大切に育てて欲しいと願っています。

けやき
ほうき立ち
W1000㎜×H900㎜×D1000㎜

芙蓉園 Fuyo-en

園主 竹山 浩

昔から「雑木の芙蓉園・寄せ植えの芙蓉園」といわれ、雑木盆栽と寄せ植えに力を入れてきました。
雑木には色々な樹種があり、春の新緑、秋の紅葉や実り、冬の枝振りと、四季を通じて楽しめます。
寄せ植えにすれば、そこに林の風景を作り出すことが出来ます。
松柏が男性的なのに対し、雑木は女性的。しなやかで柔らかな風情が楽しめます。

真柏
模様木
W960㎜×H700㎜
700年

蔓青園 Mansei-en

園主 加藤 初治

大宮盆栽村の中で最も古い1925年の開園です。
当園では、蝦夷松をはじめ、あらゆる種類の盆栽に深みのある景色を作り出す創作盆栽を得意としています。
山の風情や林の風情、深山幽谷の景色や詫び・寂びなど、そこには創作した人の気持ちが込められます。
手入れを怠らず、何十年と続く景色を形づくって行きたいと励んでいます。

五葉松
模様木
W1005㎜×H700㎜×D660㎜
75年

松雪園 Shosetsu-en

園主 黒須 輝夫

自分で作ったものを後世に残したいとの思いから藤樹園で修行し、独立して松雪園を開きました。
主催する盆栽教室では「空間有美」をテーマに、生命あるものを育てる喜びを「盆栽道」として伝え、
その傍ら陶芸文化振興財団の理事長として、毎年展示会に盆器を出品しています。